企業理念
私たちは、普遍的な技術を以て社会に貢献いたします。
代表のご挨拶
株式会社三和は、創業から80年余りのモノづくり企業です。産業分類では、専ら電気機械器具製造業に当たります。
会社の業務内容は、主に産業用の制御盤、計測盤、監視盤、電源盤、配電盤やそれらに組み込まれる計装ユニットなどの設計製造、組み立て、配線事業を営んでいます。
これらの製品は、自動車の試験用や水処理施設、放送施設などに納品されています。
また、自動車を検査するときにピットで用いられる冷却ファンも設計製造しています。
最近は産官学連携事業で省力化が強く叫ばれている、農業用のロボットやセンサを用いたIoT機器を開発しています。
昨今はDX(デジタルトランスフォーメーション)といった言葉で示されるように、AIやIoT、ICTなどが普及しつつある世の中になってきています。一方で、こういった世界を作り上げるには、人手による仕事というのは避けて通れません。
我々が担う部分は、デジタルに進む中にあってアナログな部分、例えば手作業にある設計や製品製作であったり、検査であったり、といった部分で人を育てて活躍してもらうといったところに注力しています。
また、ここ最近取り組んでいる農業ロボットやセンサーを応用した農業IoT機器の開発は、人手不足という潜在的な課題が背景にございます。工業製品とは違い、粒ぞろいが異なる不定形の野菜をロボットで取り扱うということは、ロボット化、自動化は難しい既存の事業とのシナジーも開かれ、また、社会的な課題に向き合うという意味でビジネスとしても有意義なものと考えて取り組んでいます。
さらに、地球温暖化が進んでいることが如実に感じられる日々で、ここ熊谷でも夏場は更なる暑さに苛まれており、弊社では、GX(グリーントランスフォーメンション)の一環で、カーボンニュートラルに向けた取り組みを始めました。
これからの株式会社三和は、直接お取引するお客様のご要望にかなう製品をお届けするということに加え、社会的なお困り事や地域・社会の持続性、さらには地球環境にも目を向けて事業を展開していきたいと考えています。
代表取締役社長 博士(工学) 西野 貴幸
代表紹介
略歴
- 2001年 芝浦工業大学 工学部 電子工学科 卒業
- 2003年 芝浦工業大学大学院 修士課程 電気工学専攻 電子デバイス研究 卒業
- 2010年 千葉大学連携大学院制度にて理化学研究所 野依理事長 感謝賞受賞
- 2011年 千葉大学博士後期課程 融合科学研究科卒業 博士(工学)
- 同年 融合科学研究科長賞受賞
- 同年 株式会社三和で、経営・研究開発業務兼任
所属
- 応用物理学会
- 電気学会
- 日本学術振興会 R031ハイブリッド量子ナノ技術委員会
共同研究開発実施歴
- 理化学研究所、大阪大学、東京電機大学、東洋大学、大分県農林水産研究指導センター、大分大学等と実施
趣味
- スキー(日本プロスキー協会ステージⅡ)、ゴルフ、スポーツジム通い、料理、読書、旅行、DIY等
品質ポリシー
モノづくり企業としての株式会社三和の品質ポリシーは下図の通り、大きく分けて3つの要素から成ります。
これらを融合した「品質管理マネジメントシステム」を実施することを誓います。
(1)お客様主導および社会が求める品質ポリシー
モノづくりを必要とされるお客様の仕様および、品質基準、品質に対する考え方に基づいた、製品の品質を常に守るという基本的なことです。初めに、如何なる状況下においても、これを維持することを宣言いたします。
また、昨今は、環境にやさしいモノづくりが叫ばれており、弊社ではエコアクション21を取得し、そのポリシーに従って事業を実施しております。
弊社の主力事業は、「電気機械器具製造業」です。この事業では、主に「RoHs指令」に基づきます。お客様の品質基準にも準じつつ、本指令に対しても従います。
(2)失敗学
東京大学名誉教授 畑村洋太郎先生が提唱された失敗学は、機械工学設計の失敗事例の再発防止対策に端を発し、東日本大震災での福島第一原発の痛ましい事故の解析など、数々の事故の客観的な分析から、人の心理的な面までを含めた分析手法、再発防止対策を与える指針として先導的な役割を担いました。
そして、一つの学問という位置づけにまでに確立した点に置きましては、現代工学だけでなく、産業界においても非常に成果の高い、価値あるものと考えております。
「失敗学」提唱当時は、東日本大震災が起こる以前でしたが、その当時より、東北地区の大津波の石碑の話題に触れ、石碑に記される温故を守る重要性と、石碑が在りながら、人々がその文に背く行動によりまた失敗を犯すという遺憾な性質に触れる先見の明には感銘を受けるものがあります。
失敗学そのものの解析方法、再発防止対策手法を日々のモノづくり事業活動にてすべて実施することは、あまりに膨大過ぎて現実的には不可能です。しかし、「失敗学」から学び取れるエッセンスは、私たちの事業活動の支えになり、普遍的なモノづくりを続ける指針になり得ると考えております。
従って、これを品質ポリシーの「概念」として、象徴的な位置づけとして、その思想に沿うことを誓います。
(3)QC7つ道具
製品品質を維持するための具体的な手法として知られています。
良・不良のデータ収集を常に行い、統計的な手法で解析し、次のモノづくりに反映させるという日々の活動を継続いたします。
私共の日々のモノづくりプロセスにおいて、QC7つ道具を随所に盛り込み、確かな製品をご提供し続けることを誓います。
SDGs 持続可能な開発目標
「SDGs(エスディージーズ)」は「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、
2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた国際社会共通の目標です。
弊社はモノづくりを担う企業として、これからの世界の課題に真摯に取り組んでまいります。
会社概要
社名 | 株式会社 三和 | |
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代表取締役 | 西野 貴幸 | |
本社所在地 |
〒360-0231 埼玉県熊谷市飯塚362-1 TEL. 048-567-3030 FAX. 048-567-3031 |
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資本金 | 1,550万円 | |
設立 | 1939年(昭和14年)9月1日 | |
事業概要 | 製造 | 電気・電子機器組立、工業・医療向け精密電源製造、産業用ケーブル・ワイヤーハーネス製造、工業用ファン・ブロワ製造、ロボット・メカトロニクス製品製造、加工・塗装・メッキ済み板金調達 |
設計 | 構造設計、機構設計、各種筐体設計、ロボット設計開発、電子回路設計(回路図設計、パターン設計)、電気回路設計、PLCプログラミング、各種マイクロコントローラファームウェア設計、ソーラー組込機器設計、各種製図(2Dおよび3Dモデリング)、有限要素法による機械シミュレーション、LabVIEWプログラミング | |
許認可・認証 |
一般建設業:許可(般-4)第76242号 (建設業の種類:電気工事業) 一般労働派遣事業:派11-301562 (※マージン率等に係る情報はこちら) エコアクション21:0011190 事業継続力強化計画認定:20230720関東第45号 |
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従業員 | 25名(2022年1月現在) | |
役員 |
代表取締役社長 西野 貴幸 取締役会長 畑口 昌夫 取締役 金子 利明 取締役 竹内 和広 取締役 大木 悦子 監査役 畑口 恵美 |
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取引銀行 |
埼玉りそな銀行 商工中金 足利銀行 武蔵野銀行 埼玉縣信用金庫 |
沿革
1939年(昭和14年)9月 | 会社創業 |
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1965年(昭和40年)7月 | 三和工業と合併し現社名に変更 |
1988年(昭和63年)4月 | 群馬県太田市に太田工場を開設 |
1991年(平成3年)9月 | 神奈川県相模原市に相模原工場を開設 |
1996年(平成7年)11月 | 本社業務を相模原工場に移行 |
2002年(平成13年)12月 | 相模原工場隣りに塗装工場を開設 |
2004年(平成15年)3月 | 埼玉県坂戸市に企画開発室を設立 |
2011年(平成22年)4月 | 群馬太田工場と埼玉企画開発室を統合し埼玉県熊谷市に移転、板金・機械・プレス・塗装部門を分社化 |
2011年(平成22年)11月 | 本社を埼玉県熊谷市に移転 |
アクセスマップ
〒360-0231
埼玉県熊谷市飯塚362-1
電車の場合
- JR高崎線 熊谷駅より国道17号線-国道407号線 12.1km
- JR高崎線 籠原駅より県道276号線 6.4km
自動車の場合
- 関越自動車道 東松山インターより国道407号線 25.4km
- 関越自動車道 花園インターより国道140号線-国道407号線 21.9km
- 東北自動車道 館林インターより国道354号線 25.0km