企業理念
私たちは、普遍的な技術を以て社会に貢献いたします。
代表のご挨拶

18世紀にイギリスで起こった産業革命を皮切りに、人々の生活は著しい変化と進歩が始まりました。戦後は、鉄、プラスチック、半導体、IT、モバイルと数々のキーマテリアルの変遷とともに移動手段、コミュニケーション手段の変化が続きました。昨今は、AIの搭載と、これらキーマテリアルをつなぐICT、IoTといったように、人々が快適に、安全に、楽しく暮らせる仕組み創りを目指した試みが着々と進んでいます。
我々の基本は、図面をみて(見・診・観)、形あるモノをつくる「モノづくり集団」です。お客様の思い、人々の思い、社会の思いが詰まったモノを、五感を研ぎ澄ませ、手指を使った、普遍的な技術を以て、時代の変化に即した製品をお届けできる集団(チーム)でありたいと考えております。
また、暮らしの利便性、快適性を追求する一方で環境・資源そして後世に対する配慮がモノづくり事業では重要であることは言うまでもありません。我々スタッフ一同、日々の一つ一つの行動の中にSDGs(持続可能な開発目標;Sustinable Development Goals)の考え方を浸透させて、事業を継続して参ります。
2020年当初からの新型コロナウィルスの蔓延は、私たちの生活を大変苦しめており、私共も従来と比較して制限ある行動を余儀なくされています。まずは、罹患された方の一日も早い快復を祈念するとともに、それをサポートされる医療従事者の方々への多大なるご尽力に感謝申し上げます。
株式会社三和では、電気機械器具製造業であり、今までの事業の質から、一品一様の手作業による製品製作を得意としています。
工場設備が必要なリモートワークのできない事業ですので、工場施設内の換気・殺菌消毒、ソーシャルディスタンスを徹底し、運営しておりますのでご安心ください。
また、昨今は、農業関連製品のプロジェクトを産学連携にて実施して参りました。省力化・省人化に関わるハードウェア、ソフトウェアの
要素技術も蓄積して参りましたので、多方面でお役立てできれば幸いです。
実のある100年企業を目指し、皆様方の温かいご厚情を承りたく謹んでお願い申し上げます。
代表取締役社長 博士(工学) 西野 貴幸
社長略歴
- 2010年
- 千葉大学連携大学院制度にて理化学研究所 野依理事長 感謝賞 受賞
- 2011年
- 千葉大学博士後期課程 融合科学研究科 卒業 博士(工学)
- 2011年
- 融合科学研究科長賞受賞
- 2011年
- 株式会社 三和で、経営・研究開発業務兼任
◆所属
応用物理学会
電気学会
日本学術振興会第151委員会
◆共同研究開発実施歴
理化学研究所、大阪大学、東京電機大学等と実施
品質ポリシー
モノづくり企業としての株式会社三和の品質ポリシーは右図の通り、大きく分けて3つの要素から成ります。これらを融合した「品質管理マネジメントシステム」を実施することを誓います。
(1)お客様主導および社会が求める品質ポリシー
モノづくりを必要とされるお客様の仕様および、品質基準、品質に対する考え方に基づいた、製品の品質を常に守るという基本的なことです。
初めに、如何なる状況下においても、これを維持することを宣言いたします。 また、昨今は、環境にやさしいモノづくりが叫ばれており、弊社ではエコアクション21を取得し、そのポリシーに従って事業を実施しております。弊社の主力事業は、「電気機械器具製造業」です。この事業では、主に「RoHs指令」に基づきます。お客様の品質基準にも準じつつ、本指令に対しても従います。
(2)失敗学
東京大学名誉教授 畑村洋太郎先生が提唱された失敗学は、機械工学設計の失敗事例の再発防止対策に端を発し、東日本大震災での福島第一原発の痛ましい事故の解析など、数々の事故の客観的な分析から、人の心理的な面までを含めた分析手法、再発防止対策を与える指針として先導的な役割を担いました。そして、一つの学問という位置づけにまでに確立した点に置きましては、現代工学だけでなく、産業界においても非常に成果の高い、価値あるものと考えております。「失敗学」提唱当時は、東日本大震災が起こる以前でしたが、その当時より、東北地区の大津波の石碑の話題に触れ、石碑に記される温故を守る重要性と、石碑が在りながら、人々がその文に背く行動によりまた失敗を犯すという遺憾な性質に触れる先見の明には感銘を受けるものがあります。失敗学そのものの解析方法、再発防止対策手法を日々のモノづくり事業活動にてすべて実施することは、あまりに膨大過ぎて現実的には不可能です。しかし、「失敗学」から学び取れるエッセンスは、私たちの事業活動の支えになり、普遍的なモノづくりを続ける指針になり得ると考えております。従って、これを品質ポリシーの「概念」として、象徴的な位置づけとして、その思想に沿うことを誓います。
(3)QC7つ道具
製品品質を維持するための具体的な手法として知られています。良・不良のデータ収集を常に行い、統計的な手法で解析し、次のモノづくりに反映させるという日々の活動を継続いたします。私共の日々のモノづくりプロセスにおいて、QC7つ道具を随所に盛り込み、確かな製品をご提供し続けることを誓います。

会社沿革
- 1939年(昭和14年)9月
- 会社創業
- 1965年(昭和40年)7月
- 三和工業と合併し現社名に変更
- 1988年(昭和63年)4月
- 群馬県太田市に太田工場を開設
- 1991年(平成3年)9月
- 神奈川県相模原市に相模原工場を開設
- 1996年(平成7年)11月
- 本社業務を相模原工場に移行
- 2002年(平成13年)12月
- 相模原工場隣りに塗装工場を開設
- 2004年(平成15年)3月
- 埼玉県坂戸市に企画開発室を設立
- 2011年(平成22年)4月
- 群馬太田工場と埼玉企画開発室を統合し埼玉県熊谷市に移転、板金・機械・プレス・塗装部門を分社化
- 2011年(平成22年)11月
- 本社を埼玉県熊谷市に移転